MANU 2000年09月

新マシン導入

という事で、この度新しいマシンを導入しましたので、その辺のお話。
導入理由としては

1.デコーダボードが使えるDVD専用マシン
2.ThinkPad535に代わるMP3再生マシン
3.MP3エンコーディング専用マシン

・・・とまぁ、色々あります。
1については、現在使用しているDVDデコーダボードがWindows2000に対応していないのが理由。
メーカーサイトにもアナウンスが無いし、後のWindows200xにも当然対応しないでしょうから、別マシンに退避させる必要があったのです。
「別にソフトウェア再生でもいいじゃん」という意見もありましょうし、普通に見るだけなら全然OKなんですが、ビデオに出力したりする関係上、専用の再生ボードが必要なのですね、はい。
それで、別マシンを用意するのなら、2も代用できるし、3の用途としても使えるかなというところで、新マシン導入と相成った訳です。

スペック

  パーツ 詳細 価格 購入先 備考
ケース MSI
MS-6209
Socket 370 (FC-PGA)
Intel i810 Chipset
Sound,LAN on Board
31,800円 九十九電機
インターネットショップ
最後までK6-2ベースにするか、Celeronベースにするか迷ったんだけど結局Celeronベースのベアボーンキットを購入。
CPU Intel
Celeron 566MHz
FC-PGA
66MHz * 8.5
11,799円 ソフマップ
コムストア
カッパーマインコアのセレロン。
主目的であるDVD関係はボードに任せるので、ここまでのクロックは必要ないんですが、まぁ、中古以外で現在容易に入手可能なレベルだとこの辺でしょう。
ちなみに私はチキン野郎なので、定格動作させています。
メモリ Melco
BUFFALO NXJ-128MU
128MB
PC100 SDRAM
自前調達 現在のメインマシンからメモリを一本失敬。
ハードディスク IBM
DADA-26480
2.5inch E-IDE 自前調達 余っていて宙ぶらりんになっていたハードディスクを使用。
2.5インチなので静粛性でも期待できるでしょう・・・と思ってたけど、確かにハードディスク自体は静かだけど、システムファンの音の方がでかくて大して意味なかったりするのがトホホ。
PCIボード 1 Logitec
LHA-600U
UltraSCSI 3,799円 ソフマップ
ギガストア町田
CDダイレクトレコーディングやDVD再生等を目的とするなら当然SCSIでしょ、とSCSIマニア魂爆発・・・でもないけどね。
PCIボード 2 Vertex Link
REALmagic Hollywood Plus
MPEG-2 Decorder 自前調達 本マシンの主目的であるDVDデコーダボード。
メインマシンのモノを差し換え。
その他 CPU熱伝導銅板 1,199円 ソフマップ
ギガストア町田
シリコングリス付
CPUとクーラーの間に中継、グリスベッタベタに塗ってます。
・・・定格動作なのであまり必要性があるかといえば、疑問なんですが・・・。
2モード フロッピーディスクドライブ 1,980円 ソフマップ
ギガストア町田
メーカ不詳(品棚にはあったんですけど、忘れました)
SCSIケーブル 自前調達 余っていたものを流用
マウス & キーボード 赤外線ワイヤレス 自前調達 元々Endeavor購入時に同時購入していて、以後しまいこんでいたモノを流用。
ディスプレイ FMTDP-841 自前調達 現在FM TOWNSが使っているものを切替機で使用。

諸経費、消費税別にて合計50,577円也。
K6-2(Socket7)ベースだと、1万円以上安く上がってたんですけど、まぁ、こんなもんでしょう。

ベンチマーク

まぁ、新しいマシンといえばベンチマークという通例に則ってHD BENCHによるベンチマーク結果。
ちなみに比較対象はメインマシンのKT550です。

メインマシンは通常24bitカラーで使用しているが、比較する為に16bitカラーにしてあります。
(MS6209も24bitカラーで使用できますけど、こちらは16bit使用を標準にしている為)
また、メインマシンのハードディスクもシステムドライブがリムーバブルドライブを使用している等パフォーマンスが落ちる為、一番速いドライブの結果を掲載しています。

ALL / CPU ALL Integer Float    

KT550 (PentiumIII 550MHz)

14,870

22,087

23,209

 

 

MS6209 (Celeron 566MHz)

8,094

22,836

23,998

 

 

メモリ Read Write Read & Write    

KT550 (PC100 128MB*3)

8,641

10,487

12,486

 

 

MS6209 (PC100(@66) 128MB)

7,696

8,651

11,977

 

 

グラフィック Rectangle Text Ellipse BitBlt DirectDraw

KT550 (nVIDIA RIVA TNT2 Ultra 32MB)

34,165

26,397

3,399

649

74

MS6209 (Intel i810E)

13,568

3,898

1,539

74

29

ハードディスク Read Write Copy    

KT550 (Quantum Fireball ltc10 15)

18,668

14,894

11,363

 

 

MS6209 (IBM DADA-26480)

7,438

5,250

5,500

 

 

結論から言えば、カッパロン大健闘というべきか。
それとも意外と情けないぞ、PentiumIIIというべきか・・・。

CPU ここは周波数の違いが出てきた感じでしょうか。
クロック差は数字上は16MHzなので、およそ3%の差がある訳で、カトマイコアのPentiumIIIとカッパーマインコアのCeleronとは周波数上においてほぼ同等の性能をはじき出す結果となりました。
それともカトマイ100MHzベースとカッパーマイン66MHzベースが同等というべきでしょうか。
どちらにせよ、KT550の方が「遅い」となったのが一番ショックですね。
今年2月に買ったPIIIと8月購入のCeleron、半年の差がありますけど、価格差が約3倍あったというのは・・・涙ですな。
メモリ 搭載量は約3倍の差がありますけど、今ベンチにおいては関係ないとして、単純にベースクロックの差が出ました。
それ以外は特筆すべき点は特にないです。
グラフィック これはもう、KT550の面目躍如といいましょうか。
最高9倍近い差が出ました。
まぁ、そこまで2D性能が必要かどうかという話になりますけど、ベンチマーク見るとやっぱり速いのがいいですね。
ハードディスク これはハードディスクの製造時期等がありますので簡単に比較するのも難しいものがありますが。
ちなみに、KT550のシステムドライブ(C:)はMS6209と大して変わらなかったりします。

とまあ、簡単ですが新マシンの概要。