MANU 1999年05月

突然だが、私は IBM ThinkPad 以外はノートパソコンと認めない。しかも日本モデルの ThinkPad535 だ。
まぁ、認めてもいいが、私は使わない。(実は TOSHIBA Libretto50 を所有しているが、用途が特殊である)
久々の MANU 更新でこんな事のーたれて申し訳ないが、まぁ、お付き合い願いたい。

要は、手前の ThinkPad535 が壊れてしまって代替機が未だ見つからず、イライラしているだけである。そうしたものだ

で、何故に ThinkPad の、しかも 535 モデルなのか??
235 ではない、まして 560 でもない、535 なのである。

私がノートパソコンを物色する際にいくつかの条件がある。
その中でも最重要項目なのが、以下の4項目である。

1 : キーボード
2 : ポインティングデバイス
3 : ハードディスク
4 : サイズ

今回はこれらについて語り記しておく事にする。

< キーボード >

ノートパソコンで、まともなキーボードを装備しているのは ThinkPad 以外はごくごく一部の機種にしか見当たらない。
[全角/半角] がとんでもないところにあるキーボード。
カーソルの上キーが Shift と並んでいるキーボード。
Enter の更に右にキーが並んでいるキーボード。
ファンクションが1列に整列しているキーボード。
最近は見ないが、「ろ」とかが辺鄙なところにあるキーボード。
その他その他・・・。
お願いだから、
キーボード部分を真長方形でくり抜くのだけは勘弁願いたい

< ポインティングデバイス >

トラックポイント最強、以上
・・・で終わっては仕方ないが、何故にここまでパッドタイプが蔓延してしまったのであろうか。
私も普段はノートパソコンであれマウスを使っているので、いきり立つ必要はないのかも知れない。
知れないが、使えないものに金掛けて装備する必要もなかろうに。
あんな物をコスコスと使ってもろくにポイント出来ないではないか。
狙ったところにピッタリとポイント出来てこそのポインティングデバイスで、チマチマと擦る行為は常軌を逸するものである。
トラックボールは、あれはあれで過敏すぎ。
指をそえただけで反応してしまっては、
それだけでトリップしてしまう
肝心なのは、どんなに広いデスクトップでも指をそえたまま自在に移動できる事である。
端から端にカーソルを移動するのに、パッドをなぞり、一旦指を戻してもう一度繰り返すのは、
事実上の詐欺である。(勿論、根拠はない)
余談だが、そのトラックポイントを必死に「擦って」カーソルを移動させている人間をたまに発見するが、
肩を抱えたくなるね

< ハードディスク >

容量の事ではない。換装の事だ。
ノートパソコンとは、極めて過酷な状況での移動を強いられる。
物理的損傷を負った時どうすればいいのか。
SCANDISK ?? そんなもん気休めだ。根本的解決にはならない。
ノートパソコンとは、極めて狭い容量での運用を強いられる。
容量が足りなくなった時どうすればいいのか。
圧縮 ?? 最も信用の出来ない方法だ。上記損傷とのツープラトンはハルマゲドン級の攻撃だ。
不要ファイルの削除 ?? 不要なファイルなぞ無い。
使わないソフトの削除 ?? 元々がクリーンインストールしてあるから、必要なソフトしか入れていない。
このような事態に対処できるように、ノートパソコンのハードディスクは簡単に換装できるようにするべきだ。
外す
ネジは 5 つを限界とする。フレキシブルケーブルの使用は不可。因みに ThinkPad535 はネジ 3 つである。

< サイズ >

ThinkPad535 のボディサイズは、247×186×41 / 1.7 Kg。
ノートパソコンと名乗るなら、ノートのサイズにしろ。
A4 「ファイルサイズ」だの、B5 「ファイルサイズ」だの、それは
「ファイルパソコン」ではないか
ノートとは、B5 の大学ノートの事を言うのである。
国際化のあおりをうけて、書類の類は全面的な A4 へ移行を余儀なくされているが、ノートは B5 である。
A4では大きく、A5では小さい。
実に日本工業規格は素晴らしいサイズを定義したものである
因みに、A5 のファイルサイズは B5 に変換できるので、ノートサイズと見なす。
重量に関しては単純明解。
2Kg 以上( 2kg も含む )は却下
人間の骨格形成上も、これ以上は公害の黙認となってしまう。

とまぁ、簡単に語ってみたものだが、この 4 つの条件を満たしたノートパソコンは IBM ThinkPad535 以外には無い。
どれが欠けてもいけない、「必要最低限」の条件なのに、それを満たすのは 535 だけなのである。
IBM 万歳、である。
であるのだが、その IBM、どうも 535X 以降新機種のアナウンスを聞かない。
惜しいところで ThinkPad570 が発売されたが、如何せんでかすぎる。
やっぱり 535 でないと、ノートパソコンとは言えない。

巷ではいわゆる「銀パソ」が流行であるが、流行で物を買うと、残るのは始末に困る廃棄物だけである。
・・・マグネシウムを使って安易に薄くするより、
マンマシンインターフェイスの研究に人員を割け

今日も今日とて、535X の中古を求めて・・・。